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Inkscapeでカラーマネジメントする

カラーマネジメント(色管理)について

この記事では、カラーマネジメントを行って色を正しく管理する方法を説明します。 今回は、モニタ上で印刷時の色を確認するためのカラーマネジメントを行います。 プリンタでの印刷と印刷所へ入稿する場合の両方について解説します。

なお、カラーマネジメントを行うためにはカラープロファイルが必要です。 カラープロファイルとは、スキャナやモニタ、プリンタなどが持っている色の特性の情報のことです。 わかりやすく言えば、スキャナ、モニタ、プリンタといった機材の間で色がズレないようにするために必要となる情報です

このカラープロファイルのおかげで、

  1. スキャナで取り込んだ写真をモニタに表示したら肉眼で見た色と違う
  2. モニタの表示とプリンタの印刷結果で色が違っている

というようなことをできるだけ回避できるようになります。

カラープロファイルはメーカや標準化団体などが作る

カラープロファイルは、スキャナ、モニタ、プリンタなどの機材のメーカや標準化団体などが作成するものです。 あなたが作成する必要はなく、メーカや標準化団体などが提供しているものを入手して利用します。

なお、カラープロファイルは、どの製品にも用意されているわけではありません。 プロ向けの高価な機材ではほとんど用意されていますが、低価格の製品には用意されていないこともあります。

  
カラープロファイルを作成する専用のソフトウェアを使って自分でカラープロファイルを作成することもできます。 付属のカラーチャートをデジタルカメラで撮影した画像やテストパタンをプリンタで印刷した結果の画像などから色の特性を判断し、自動的にカラープロファイルを作成してくれます。

カラープロファイルを信用しすぎない

デジタル画像を扱うなら、カラーマネジメントは今や必須と言っていいでしょう。 しかし、カラープロファイルを使えば全てが解決するわけではありません

例えば、モニタは経年劣化で色がズレるようになります。 キャリブレーション用の機材があれば定期的に補正できますが、キャリブレーション用の機材なんて持っていない人の方が多いでしょう。

  
Windows 7から搭載された『色の調整』の機能を使えば機材を使わなくてもある程度調整することができます。 また、無償で使えるCalibrizeというモニタキャリブレーション用ソフトウェアもあります。

ICCプロファイルとICMプロファイル

カラープロファイルには、ICCプロファイルとICMプロファイルの2種類の規格があります

ICCプロファイルは、ICC(International Color Consortium)という組織によってによって標準化された規格で、ファイルの拡張子は *.icc です。

一方、ICMプロファイルはMicrosoftが開発した規格で、ファイルの拡張子は *.icm です。

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カラーマネジメントを行うための準備作業

カラーマネジメントを行うためにはカラープロファイルが必要になります。 なお、入手したカラープロファイルは、あらかじめシステム(Windows / Linux / macOS)に登録しておく必要があります。 システムに登録しなければ、Inkscapeで利用することはできません

また、システムに登録し終えたら、続いてInkscapeにもカラープロファイルを登録する必要があります

では、カラープロファイルの入手とシステムへのカラープロファイルの登録およびInkscapeへのカラープロファイルの登録を行いましょう。

カラープロファイルの入手

では、カラープロファイルを入手しましょう。 モニタ用、プリンタ用、Japan Colorの3種類のカラープロファイルを入手します。

  
Japan Colorとは、一般社団法人日本印刷学会と一般社団法人日本印刷産業機械工業会が制定した認証制度の名称です。 Japan Colorのカラープロファイルは、日本国内の印刷所での標準的なインクで印刷した結果を元に作られています。

モニタ用のカラープロファイルの入手

まずは、モニタ用のカラープロファイルを入手します。 モニタ用のカラープロファイルは、モニタ上で正しい色を再現させるために使います。

モニタ用のカラープロファイルは、システム内にすでに登録済みかもしれません。 システム内に登録済みであれば、この作業は飛ばすことができます。 システム内になければメーカのサイト等から入手します。

  
モニタのドライバを導入した時点でカラープロファイルが自動的に登録されることがあります。

まずはシステム内を探してみましょう。 以下の手順で、カラープロファイルがシステム内に登録されているかどうかを確認することができます。

OSの種類 確認手順
Windows コントロールパネル → 色の管理

『色の管理』画面が開く

『すべてのプロファイル』タブに切り替える

一覧画面からカラープロファイルを探す
※メーカ名と製品名で探す
Linux系(GNOME) GNOME端末を開く

Color Profile Viewerを起動する
※GNOME端末からgcm-viewerと打ち込む
※gnome-color-managerパッケージに含まれる

Color Profile Viewerが表示される

一覧画面からカラープロファイルを探す
※メーカ名と製品名で探す
macOS アプリケーション → ユーティリティ → ColorSync ユーティリティ

Windowsの場合は、『色の管理』画面から確認します。

1. Windowsの『色の管理』画面
1. Windowsの『色の管理』画面

上図のように『すべてのプロファイル』タブにあるカラープロファイルの一覧から探しましょう。


Linux系OSの場合はディストリビューションによって異なりますが、GNOMEデスクトップの場合は以下になります。

2. LinuxのColor Profile Viewer
2. LinuxのColor Profile Viewer

上図のようにColor Profile Viewerの画面左部のカラープロファイルの一覧から探します。


該当のモニタ用のカラープロファイルがすでに登録されていたなら、特に作業の必要はありません。 システム内には見つからなかった場合のみ、メーカのサイトからカラープロファイルをダウンロードする必要があります。 メーカのサイトで探して入手してください。

メーカのサイトで見つからなかった場合は、以下のsRGBのカラープロファイルを入手してください。 多くのモニタ(スキャナやデジタルカメラ等も)がsRGBに準拠していますので、メーカ提供のカラープロファイルが無い場合はsRGBのカラープロファイルで代用します。

カラープロファイル 用途 ダウンロード
sRGB 国際標準の色空間 ダウンロード

※sRGB v2をダウンロードしてください
※sRGB2014.icc です
  
sRGBは、国際電気標準会議(IEC)が1998年に制定した国際標準の色空間です。
  
sRGBよりも広い色域を持つAdobe RGBという規格もあります。 Adobe RGB対応のモニタであれば、Adobe RGBのカラープロファイルを入手してください。

プリンタ用のカラープロファイルの入手

続いて、プリンタ用のカラープロファイルを入手します。 モニタと同じように、まずはシステム内で探し、なければメーカのサイト等から入手してください。

Japan Colorのカラープロファイルの入手

最後に、Japan Colorのカラープロファイルを入手します。 このカラープロファイルは印刷所へ入稿する場合に必要となります。 印刷所へ入稿しないなら不要です

カラープロファイル 用途 ダウンロード
Japan Color 2011 Coated 日本の標準的なインクでのコート紙への印刷 ダウンロード

以上で、モニタ用、プリンタ用、Japan Colorのカラープロファイルが揃ったはずです。 これで必要なカラープロファイルは全て入手しました

システムへのカラープロファイルの登録

次に、入手したカラープロファイルをシステムに登録します。 まずは、ダウンロードしたファイルを展開します。

  
展開されたカラープロファイルの拡張子は *.icc または *.icm です。

では続いて、展開したカラープロファイルを全て登録しましょう


Windowsの場合は、以下の手順で登録します。

3. プロファイルのインストール
3. プロファイルのインストール

上図のように展開したカラープロファイルを(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックします。 コンテキストメニューが表示されるので(2)の "プロファイルのインストール" を実行します。


Linux系OSの場合はディストリビューションによって異なりますが、GNOMEデスクトップの場合は以下の手順で登録します。

4. ICCプロファイルのインストーラで開く(O)
4. ICCプロファイルのインストーラで開く(O)

上図のように展開したカラープロファイルを(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックします。 コンテキストメニューが表示されるので(2)の "ICCプロファイルのインストーラで開く(O)" を選択し、さらに表示される画面で[インポート]ボタンを押します


これで、入手したカラープロファイルのシステムへの登録作業は終わりです。 再度、以下のツールを使ってカラープロファイルが登録されたことを確認してください。

OSの種類 確認ツール
Windows 色の管理
Linux系(GNOME) Color Profile Viewer
macOS ColorSync ユーティリティ

ダウンロードおよび展開したカラープロファイルはもう必要ありません。 この時点で削除することができます

Inkscapeへのカラープロファイルの登録

続いて、Inkscapeへカラープロファイルを登録します。 登録というよりは、どのカラープロファイルを利用するかを選択する、という方が正確かもしれません。 作業は、環境設定ウィンドウで行います。

1. 編集(E) -> 環境設定(P)を実行
1. 編集(E) -> 環境設定(P)を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"編集(E)" -> "環境設定(P)"を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + Pを押します)。

  
プルダウンメニューには表示されていませんが、キーボードのSHIFT + CTRL + Pで環境設定ウィンドウを開くことができます。
2. 環境設定ウィンドウが開く
2. 環境設定ウィンドウが開く

上図のように環境設定ウィンドウが開きます。

3. モニタ用のカラープロファイルを選択する
3. モニタ用のカラープロファイルを選択する

上図のように(1)の"入出力" -> "カラーマネジメント"のカテゴリに移動し、(2)のディスプレイプロファイルに先ほど登録したモニタ用のカラープロファイルを選択します

選択したら、環境設定ウィンドウを閉じましょう

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Inkscapeでカラープロファイルを利用してみよう

カラープロファイルを利用するための準備が整いました。 ここからはInkscapeでのカラープロファイルの利用方法を解説します。 すでに書いたように、印刷時の色をモニタ上で確認できるようにするためのカラーマネジメントを行います

では、まず適当なシェイプを作成しましょう。 何でもいいですが、明るい色の方が結果がわかりやすくていいと思います

1. カラフルなシェイプを作成する
1. カラフルなシェイプを作成する

上図のようにカラフルな色の円・楕円のシェイプを用意しました。 では、これらのシェイプを正しい色で表示してみましょう。 カラーマネジメントを有効にする、ということです。

2. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行
2. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント"を実行します。

  
Inkscape 1.1系まではキャンバスの右下にある[通常表示モードとカラーマネージドモードを切り替えます]ボタン([通常表示モードとカラーマネージドモードを切り替えます]ボタン)を押すことでもカラーマネジメントの有効/無効を切り替えることができていました。 しかし、筆者の環境(Inkscape 1.2.1 / Windows 8.1 64bit)では[通常表示モードとカラーマネージドモードを切り替えます]ボタン([通常表示モードとカラーマネージドモードを切り替えます]ボタン)は押せません。
3. モニタに合わせて色が調整される
3. モニタに合わせて色が調整される

上図のように色が変化します。 これは、モニタに合わせて色が調整された結果です。 もちろん色の調整に使われているのは、環境設定ウィンドウの『ディスプレイプロファイル』で指定したカラープロファイルです。

  
Windowsの場合で、環境設定ウィンドウの『ディスプレイプロファイル』にsRGBのカラープロファイルを指定した場合は色は変化しないと思います。 Windowsでの標準の色空間がsRGBであるためです。

なお、この時点ではカラーマネジメントされているのはモニタのみです。 印刷に関するカラーマネジメントは一切行われていません。

ではここで、プルダウンメニューの項目に注目してください。

4. 表示(V) -> カラーマネジメントがチェックされている
4. 表示(V) -> カラーマネジメントがチェックされている

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント"がチェックされています。 カラーマネジメントが有効な間は、メニュー項目がチェックされます

ではキャンバス上のカラーマネジメントを無効にしてみましょう。

5. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行
5. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行

上図のように再度、画面上部のプルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント"を実行します。

6. カラーマネジメントが解除される
6. カラーマネジメントが解除される

上図のようにカラーマネジメントが解除され、元の色に戻ります。 このように、キャンバス上のカラーマネジメントは簡単にオン/オフを切り替えることができます


では続いて、印刷に関するカラーマネジメントを行います。 モニタ上で色の校正を行うための作業であり、一般的に『ソフトプルーフ』と呼ばれます

ソフトプルーフは、特定の機器への出力をモニタ上で確認・校正する作業のことです。 今回は、プリンタ(または印刷所)で印刷した場合の色をモニタ上で確認・校正してみます。

7. 編集(E) -> 環境設定(P)を実行
7. 編集(E) -> 環境設定(P)を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"編集(E)" -> "環境設定(P)"を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + Pを押します)。

  
プルダウンメニューには表示されていませんが、キーボードのSHIFT + CTRL + Pで環境設定ウィンドウを開くことができます。
8. プルーフを有効にする
8. プルーフを有効にする

上図のように"入出力" -> "カラーマネジメント"のカテゴリに移動し、"画面への出力をシミュレートする" チェックボックスをチェックし、さらにデバイスプロファイルにプリンタ用(またはJapan Color)のカラープロファイルを選択します。

選択したら、環境設定ウィンドウを閉じます

  
プリンタでの印刷をモニタ上で再現するならプリンタ用のカラープロファイルを、印刷所での印刷を再現するならJapan Colorのカラープロファイルを選択します。
  
環境設定ウィンドウの "画面への出力をシミュレートする" という表記は誤訳です。 元の英語表記では "Simulate output on screen" となっており、"出力を画面上でシミュレートする" という和訳が適切です。

では、再度、キャンバス上のカラーマネジメントを有効にしてみましょう

9. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行
9. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント"を実行します。

10. 色がシミュレートされる
10. 色がシミュレートされる

上図のように色が大きく変化します。 これは、プリンタ(または印刷所)で印刷した場合の色がモニタ上で再現されたためです


ここまでの作業により、印刷時の色をモニタ上で再現できるようになりました。 ただし、これだけでは色の校正を行うには不十分であり、ソフトプルーフとは言えません

何が不十分なのかはフィル/ストロークダイアログを開けばわかります。 画面上部のプルダウンメニューの"オブジェクト(O)" -> "フィル/ストローク(F)..."を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + Fを押します)。

11. フィル/ストロークダイアログが開く
11. フィル/ストロークダイアログが開く

上図のようにフィル/ストロークダイアログが開きます。 オブジェクトが未選択であるため "オブジェクトなし" と表示されています

では、何でもいいのでオブジェクトを選択しましょう。 明るい色のオブジェクトが適切です。

12. オブジェクトを選択する
12. オブジェクトを選択する

上図のようにオブジェクトを選択します。

13. フィル/ストロークダイアログの内容が変化する
13. フィル/ストロークダイアログの内容が変化する

上図のようにフィル/ストロークダイアログの内容が変化します。 オブジェクトを選択したことにより、選択したオブジェクトのフィル/ストロークの情報が表示されました

では、キャンバス上の色とフィル/ストロークダイアログの色の入力欄の色を見比べてください

14. 色が異なる
14. 色が異なる

上図のようにキャンバス上の色とフィル/ストロークダイアログの色の入力欄の色が異なっています

なぜ異なるのかというと、プルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント" でカラーマネジメントが有効になるのは、キャンバス上での表示だけだからです。 つまり、フィル/ストロークダイアログの色の入力欄にはカラーマネジメントは働いていないのです。

このように色がズレていては、色の校正には向きません。 色の指定と結果が一致しないのですから。

現状では色の校正には不十分です。 さらに設定を変え、フィル/ストロークダイアログの色の入力欄にもカラーマネジメントが機能するようにしましょう

フィル/ストロークダイアログの色の入力欄にもカラーマネジメントを適用するには、ドキュメントにカラープロファイルを関連付ける必要があります。 そうすることで、色の入力欄もカラープロファイルで補正されるようになります。

結果、色の入力欄の色とキャンバス上の色が同じになります。 つまり、色の入力欄の色と印刷後の色がズレなくなります

  
カラーマネジメントの仕組み上、色の入力欄の色と印刷後の色がほぼ同じになるということであり、全く同じになるわけではありません。

では、ドキュメントにカラープロファイルを関連付けましょう

15. ファイル(F) -> ドキュメントのプロパティ(D)...を実行
15. ファイル(F) -> ドキュメントのプロパティ(D)...を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"ファイル(F)" -> "ドキュメントのプロパティ(D)..."を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + Dを押します)。

16. ドキュメントのプロパティウィンドウ
16. ドキュメントのプロパティウィンドウ

上図のようにドキュメントのプロパティウィンドウが開きますので、『色』タブをクリックします

17. 利用可能なカラープロファイルに印刷用のカラープロファイルを選択
17. 利用可能なカラープロファイルに印刷用のカラープロファイルを選択

上図のように『色』タブに切り替わります。 "リンクされたカラープロファイル" が空なのは、このドキュメントにカラープロファイルが関連付けられていないからです。

では、カラープロファイルの関連付けを行いましょう。

18. 一覧からカラープロファイルを選択する
18. 一覧からカラープロファイルを選択する

上図のように "利用可能なカラープロファイル" にプリンタ用(またはJapan Color)のカラープロファイルを選択します。

  
環境設定ウィンドウのデバイスプロファイルに指定したものを指定します。
19. カラープロファイルがリンクされる
19. カラープロファイルがリンクされる

上図のように "リンクされたカラープロファイル" の一覧にカラープロファイルが追加されます。

では、ドキュメントのプロパティウィンドウを閉じましょう

20. 色の指定方法に "CMS" を選択する
20. 色の指定方法に "CMS" を選択する

上図のようにフィル/ストロークダイアログの色の指定方法に "CMS" を選択します。

21. 色の入力欄が切り替わる
21. 色の入力欄が切り替わる

上図のように色の入力欄が切り替わります。 ただし、見てわかる通り不透明度(A)しか表示されません。

理由は選択中のオブジェクトにカラープロファイルが割り当てられていないからです。 色の特性がわからないため、不透明度しか表示してくれないのです。

不透明度(A)以外も表示させるため、オブジェクトへのカラープロファイルの割り当てを行います

22. 一覧からカラープロファイルを選択する
22. 一覧からカラープロファイルを選択する

上図のように一覧からカラープロファイルを選択します。 もちろん、ドキュメントに関連付けたカラープロファイルを選んでください

  
一覧にカラープロファイルが見当たらない場合はフィル/ストロークダイアログを開き直してみてください。
23. シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・キープレート(K)も表示される
23. シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・キープレート(K)も表示される

上図のようにシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・キープレート(K)も表示されます。 また、アイコン([カラーマネジメントされています]アイコン / [色域の範囲外です!]アイコン / [インクが多すぎます!]アイコン)の一部が点灯しています。

なお、アイコン([カラーマネジメントされています]アイコン / [色域の範囲外です!]アイコン / [インクが多すぎます!]アイコン)は全て有効になっています。 インジケータとして、ユーザの操作により点灯・消灯します。

アイコン 説明
[カラーマネジメントされています]アイコン [カラーマネジメントされています]
カラーマネジメントが有効な場合に点灯する
[色域の範囲外です!]アイコン [色域の範囲外です!]
現在カラーマネジメント中の機器では表現できない色が指定されている場合に点灯する
[インクが多すぎます!]アイコン [インクが多すぎます!]
文字通りインクの使いすぎで点灯する
※と思うのですが詳細はわかりません

ではここでキャンバス上に注目してください。

24. キャンバス上の色が変化する
24. キャンバス上の色が変化する

上図のようにキャンバス上の色が変化します。 これは、表示上調整されているわけではなく、カラープロファイルに合わせて色が補正されたためです

大切なことなのでもう一度いいます。 表示上の調整ではなく、色はカラープロファイルに合わせて補正されたのです。 つまり、データ上の色の数値が書き換えられたということです

元の明るい水色はカラープロファイルの色域を超えていたようです。 そのため、範囲内に収まるように補正されました。 印刷できないから補正してくれたってことですね。

ではここで、キャンバス上の色とフィル/ストロークダイアログの色の入力欄の色をもう一度見比べてみましょう

25. 少し色が異なる
25. 少し色が異なる

上図のように少しですがキャンバス上の色とフィル/ストロークダイアログの色の入力欄の色が異なっています。 異なっているのは、キャンバス上のカラーマネジメントが有効になっているためです

キャンバス上のカラーマネジメントを無効にしてみましょう。

26. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行
26. 表示(V) -> カラーマネジメントを実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"表示(V)" -> "カラーマネジメント"を実行します。

27. 色が揃う
27. 色が揃う

上図のようにキャンバス上の色とフィル/ストロークダイアログの色の入力欄の色が揃いました

このように、キャンバス上のカラーマネジメントと色の入力欄のカラーマネジメントを同時に有効にすると色がズレてしまいます。 どちらか一方だけを有効にして作業するようにしましょう。

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まとめ

カラーマネジメントすることでモニタ上で印刷結果を確認することができます。

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