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オブジェクトの配置(一定間隔で並べる)

  

オブジェクトを等間隔で並べる

前の記事ではオブジェクトの整列について説明しました。 続いて、この記事ではオブジェクトの配置について説明します。 配置とは、オブジェクトを等間隔で並べる機能です。 垂直方向に並べることも、水平方向に並べることもできます。

 

なお、整列とは違い、1つのオブジェクトでは動作しません複数のオブジェクトを対象にする必要があります

オブジェクトを配置する

では、オブジェクトを配置してみましょう。 何でもいいので、5・6個の小さなオブジェクトが配置された画像を用意してください

1. 円のシェイプが配置された画像
1. 円のシェイプが配置された画像

上図のように円のシェイプが配置された画像です。 これらのオブジェクトを配置してみましょう。

選択しなくては配置の対象とはなりませんので、まずはオブジェクトを選択します

2. 全てのオブジェクトを選択する
2. 全てのオブジェクトを選択する

上図のように全てのオブジェクトを選択します。 次に、整列と配置ダイアログを開きます。

3. オブジェクト(O) -> 整列と配置(A)...
3. オブジェクト(O) -> 整列と配置(A)...

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"オブジェクト(O)" -> "整列と配置(A)..."を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + Aを押します)。

4. 整列と配置ダイアログが開く
4. 整列と配置ダイアログが開く

上図のように整列と配置ダイアログが開きます。 (1)の『整列』タブに(2)の配置関連の項目群があります。 整列とは違い、(2)の配置関連の項目群にはボタンしかありません

5. [左端を等間隔で配置]ボタンを押す
5. [左端を等間隔で配置]ボタンを押す

上図のように[左端を等間隔で配置]ボタン([左端を等間隔で配置]ボタン)を押します。

6. 配置後のオブジェクト
6. 配置後のオブジェクト

上図のようにオブジェクトが配置されます。 左端が等間隔になるように並び替わっていますが、ちょっとわかりにくいですね。 上図を加工して線を入れてみます

7. 配置後のオブジェクト
7. 配置後のオブジェクト

上図のように左端の距離がわかるように加工してみました。 左端が等間隔になっていることがわかります

では次に、オブジェクト間の間隔が均等になるように配置してみましょう

8. [オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする]ボタンを押す
8. [オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする]ボタンを押す

上図のように[オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする]ボタン([オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする]ボタン)を押します。

9. 配置後のオブジェクト
9. 配置後のオブジェクト

上図のようにオブジェクトが配置されます。 オブジェクト同士が等間隔になるように並び替わっていますが、これもわかりにくいですね。 同じように上図を加工して線を入れます

10. 配置後のオブジェクト
10. 配置後のオブジェクト

上図のようにオブジェクト間の隙間が均一になっていることがわかります。

  
  

まとめ

Inkscapeには配置の機能があり、複数のオブジェクトを等間隔で並べることができます。 オブジェクトの左端・右端・上端・下端・中心で等間隔にすることも、オブジェクト間の隙間を等間隔にすることもできます。

操作/コマンド 説明
SHIFT + CTRL + A 整列と配置ダイアログを開く
[左端を等間隔で配置]ボタン 左端を等間隔で配置する
[中心を水平方向に等間隔で配置]ボタン 中心を水平方向に等間隔で配置する
[右端を等間隔で配置]ボタン 右端を等間隔で配置する
[オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする]ボタン オブジェクト間の水平方向間隔を等しくする
[テキストのベースラインアンカーを水平方向に等間隔で配置]ボタン テキストのベースラインアンカーを水平方向に等間隔で配置する
[上端を等間隔で配置]ボタン 上端を等間隔で配置する
[中心を垂直方向に等間隔で配置]ボタン 中心を垂直方向に等間隔で配置する
[下端を等間隔で配置]ボタン 下端を等間隔で配置する
[オブジェクト間の垂直方向間隔を等しく配置]ボタン オブジェクト間の垂直方向間隔を等しく配置する
[テキストのベースラインを垂直方向に等間隔で配置]ボタン テキストのベースラインを垂直方向に等間隔で配置する
 
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