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オブジェクトのスナップ(吸い寄せ)(その2)

オブジェクトを他のオブジェクトやグリッドに吸い寄せる(続き)

前の記事の『オブジェクトのスナップ(吸い寄せ)』からの続きです。 この記事では、まだ説明できていないスナップの設定の詳細について解説します

スナップ設定パネルには26個ものチェックボックスが並んでいます。 ここでは、まだ説明できていない残りのチェックボックスも含めてチェックボックスの意味について説明します。

スナップ設定パネル
スナップ設定パネル

上図のようにチェックボックスは(A)から(F)の6つのグループに別れています。 グループごとに以下で解説します。

(A)のチェックボックス

(A)の "スナップを有効" はスナップの機能の有効/無効を切り替えるためのものです。 画面上部にあるツールコントロールの[スナップの有効/無効を切り替えます]ボタン([スナップの有効/無効を切り替えます]ボタン)と連動しています。

このチェックボックスがオフになっていると、スナップの機能は一切働かなくなります

(B)グループのチェックボックス群

最上位の "境界枠" をオンにすることで、下位のチェックボックスが操作できるようになります。

下位のチェックボックスをオンにした時のスナップポイントは以下の通りです。

操作/コマンド ~を
スナップ
~に
スナップ
説明
エッジ × ・バウンディングボックスの辺
・バウンディングボックスの角
辺の中央 ・バウンディングボックスの辺の中間点
中央 ・バウンディングボックスの中心
バウンディングボックス関連のスナップポイント
バウンディングボックス関連のスナップポイント

(C)グループのチェックボックス群

最上位の "ノード" をオンにすることで、下位のチェックボックスが操作できるようになります。

  
下位のチェックボックスが操作できるようになるだけでなく、スナップされる対象にセグメントとノードハンドルが加えられます。

下位のチェックボックスをオンにした時のスナップポイントは以下の通りです。

操作/コマンド ~を
スナップ
~に
スナップ
説明
パス ・パスのセグメント
パスの交点 × ・パスのセグメントの交差点
シャープノード ・パスのシャープノード
・矩形のシェイプの角
スムーズノード ・パスのスムーズノード
・円の四分円点
線の中間点 × ・パスのセグメントの中間点
垂直線 調査中 調査中 ・調査中
接線 調査中 調査中 ・調査中
  
シャープノードとスムーズノードについては、この記事で後ほど詳しく解説します。
パス関連のスナップポイント
パス関連のスナップポイント

(D)グループのチェックボックス群

最上位の "その他の点" をオンにすることで、下位のチェックボックスが操作できるようになります。

下位のチェックボックスをオンにした時のスナップポイントは以下の通りです。

操作/コマンド ~を
スナップ
~に
スナップ
説明
オブジェクトの中間点 ・オブジェクトの中心
オブジェクトの回転中心 ・回転の中心
テキストのベースラインとアンカー ・テキストのアンカー
・テキストのベースライン
マスク 調査中 調査中 ・調査中
クリップ 調査中 調査中 ・調査中
その他のスナップポイント
その他のスナップポイント

(E)グループのチェックボックス群

最上位の "割り付け" をオンにすることで、下位のチェックボックスが操作できるようになります。

下位のチェックボックスをオンにした時のスナップポイントは以下の通りです。

操作/コマンド ~を
スナップ
~に
スナップ
説明
同じパス内のノード 調査中 調査中 ・調査中
同じ距離 調査中 調査中 ・調査中

(F)グループのチェックボックス群

グリッド・ガイド・ページ境界へのスナップを有効にするためのチェックボックス群です。

操作/コマンド ~を
スナップ
~に
スナップ
説明
グリッド × ・グリッド
※グリッドが表示されている時だけ
ガイドライン × ・ガイド
※ガイドが表示されている時だけ
ページ境界 × ・ページ境界
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シャープノードとスムーズノード

スナップの設定の中に、『シャープノード』と『スムーズノード』という用語が出てきます。 それぞれについて、ここで説明しておきます。

パスは、各点となる『ノード』およびノードとノードを結ぶ線である『セグメント』から構成されます。 シャープノードやスムーズノードというのは、ノードの種類のことを指します。 各点であるノードには、シャープノードとスムーズノードの2種類があります

シャープノードでは、両側のセグメントをそれぞれ自由な方向に伸ばすことができます。 つまり、シャープノードは鋭角を表現することができます

一方、スムーズノードでは、両側のセグメントはもう一方と逆方向にしか伸ばすことができません。 つまり、スムーズノードは鋭角を表現することはできません

なお、スムーズノードには通常のスムーズノードに加え、対称ノード・自動スムーズノードと呼ばれるものもあります

ノードの種類を確認する方法は以下の通りです。

1. 選択ツールで対象のパスを選択
1. 選択ツールで対象のパスを選択

上図のように選択ツールで対象のパスを選択します。 続いて、ノードツールに切り替えます。

2. ノードツールを選択
2. ノードツールを選択

上図のように画面左部にあるツールボックスからノードツールを選択します(またはキーボードのN(またはF2)を押します)。

3. ノードとセグメントが表示される
3. ノードとセグメントが表示される

上図のように表示が変化し、ノードとセグメントが表示されます。 ではここでノードの形状に注目してください。 ノードによってノードの形状が異なっているのがわかります

4. ノードの形状が異なる
4. ノードの形状が異なる

上図のように菱形で描かれているノード・四角で描かれているノード・円で描かれているノードの3種類があります。

菱形で描かれているのがシャープノード、四角で描かれているのがスムーズノードか対称ノード、円で描かれているのが自動スムーズノードです。 このように、ノードの形状でノードの種類を判別することができます

  
スムーズノードと対称ノードは同じ形状であるため、形状の見た目では区別できません。

また、画面下部の通知エリアでもノードの種類を確認することができます。

5. マウスカーソルをノードに乗せる
5. マウスカーソルをノードに乗せる

上図のようにマウスカーソルをノードに乗せます。

6. 通知エリアにノードの種類が表示される
6. 通知エリアにノードの種類が表示される

上図のように通知エリアにノードの種類が表示されます。 なお、"角ノード"と表示されているのはシャープノードのことです

ノードの種類 説明
シャープノード 鋭角を表現することができる
※通知エリアには "角ノード" と表示される
スムーズノード 鋭角を表現することはできない
対称ノード 同上
※スムーズノードの一種
自動スムーズノード 同上
※スムーズノードの一種
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ガイドについて

グリッドについては説明しましたが、ガイドについてはまだ説明していませんでした。 ここで、ガイドの操作について解説しておきます。

ガイドは、グリッドと同じくスナップ先として使用するための基準線です。 ただし、一定間隔で規則的に描かれるグリッドとは異なり、ガイドは好きな位置に作成することができます。

ガイドは、キャンバスの上部・左部にあるルーラから引き出すことで作成します。 上部のルーラからは水平のガイドが、左部のルーラからは垂直のガイドが引き出せます。

1. ルーラ
1. ルーラ

上図のようにキャンバスの上部・左部にある定規のような部分がルーラです。 では、実際に引き出してみましょう。

上部のルーラにマウスカーソルを乗せ、マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグしてガイドを引き出します。

2. 上部のルーラを引き出すようにドラッグ
2. 上部のルーラを引き出すようにドラッグ

上図のように上部のルーラを引き出すようにドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

3. 引き出されたガイド
3. 引き出されたガイド

上図のようにドラッグ終了位置にガイドが引き出されます。 このように上部のルーラから引き出すと水平のガイドが作成されます。

  
左部のルーラから引き出すと垂直のガイドが引き出されます。

続いて、作成済みのガイドを移動してみましょう。 ガイドの上にマウスカーソルを乗せ、ガイドをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグすることで移動できます。

4. ガイドをドラッグ
4. ガイドをドラッグ

上図のようにガイドをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

5. 移動されたガイド
5. 移動されたガイド

上図のようにドラッグ終了位置にガイドが移動します。 このように作成済みのガイドはドラッグ操作で移動することができます。

次に、ガイドを削除してみましょう。 ガイドをキャンバス外に移動すると、ガイドは削除されます

6. ガイドをドラッグ
6. ガイドをドラッグ

上図のようにガイドをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

7. ガイドが削除される
7. ガイドが削除される

上図のようにガイドが削除されます。 このように、ガイドをキャンバス外に移動することでガイドを削除することができます。

  
ガイドの上にマウスカーソルを乗せた状態でDELETEキーを押すことでもガイドを削除することができます。

では次に、斜めのガイドを引き出してみましょう。 ルーラの端から引き出すことで、斜めのガイドを作成することができます

8. ルーラの端から引き出すようにドラッグ
8. ルーラの端から引き出すようにドラッグ

上図のようにルーラの端から引き出すようにドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

9. 引き出されたガイド
9. 引き出されたガイド

上図のようにドラッグ終了位置にガイドが引き出されます。 このようにルーラの端から引き出すと斜めのガイドが作成されます。 なお、上部・左部のどちらのルーラからでも斜めのガイドを引き出せます

続いてはガイドの回転について説明します。 ガイドは、アンカーを中心に回転させることができます

10. アンカー
10. アンカー

上図のようにガイドには円が描かれていますが、この円がアンカーです。 このアンカーを中心にガイドを回転させることができます。

ではガイドを回転させましょう。 ガイドの上にマウスカーソルを乗せ、SHIFTキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグします。

11. SHIFTキーを押しながらガイドをドラッグ
11. SHIFTキーを押しながらガイドをドラッグ

上図のようにSHIFTキーを押しながらガイドをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

12. 回転したガイド
12. 回転したガイド

上図のようにガイドがアンカーを中心に回転します。 なお、SHIFT + CTRLキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグすることで15度単位で回転させることもできます

実際にやってみましょう。 ガイドの上にマウスカーソルを乗せ、SHIFT + CTRLキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグします。

13. SHIFTキーとCTRLキーを押しながらガイドをドラッグ
13. SHIFTキーとCTRLキーを押しながらガイドをドラッグ

上図のようにSHIFTキーとCTRLキーを押しながらガイドをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

14. 15度単位で回転したガイド
14. 15度単位で回転したガイド

上図のように15度単位で回転し、ガイドが水平になりました。 このように15度単位にピッタリ合わせることができます

続いては、アンカーの移動です。 アンカーはガイドの線に沿って移動、つまりスライドさせることができます。 試してみましょう。

アンカー上にマウスカーソルを乗せ、CTRLキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグします。

15. CTRLキーを押しながらアンカーをドラッグ
15. CTRLキーを押しながらアンカーをドラッグ

上図のようにCTRLキーを押しながらアンカーをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

16. 移動したアンカー
16. 移動したアンカー

上図のようにアンカーがガイドの線に沿って移動します。

ここまではマウスでガイドを操作してきましたが、マウスだと正確な位置にガイドを置くことが難しい場面もあるでしょう。 ガイドは、ガイドラインウィンドウから数値を入力することでも移動させることができます

17. ガイドをダブルクリック
17. ガイドをダブルクリック

上図のようにガイドをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でダブルクリックします。

18. ガイドラインウィンドウが開く
18. ガイドラインウィンドウが開く

上図のようにガイドラインウィンドウが開きます。 このウィンドウで数値を入力することで正確な位置にガイドを置くことができます。 なお、XとYはアンカーの座標です

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まとめ

スナップとは吸い寄せの機能のことで、ガイドやグリッドおよび他のオブジェクトにピッタリと寄せることができます。

スナップの動作は、スナップ設定パネルから設定できます。 スナップ設定パネルは、画面上部にあるツールコントロールの[スナップ設定パネル]ボタン([スナップ設定パネル]ボタン)を押すと表示されます。 スナップ設定パネルでは、各部位についてスナップの有効/無効を設定できます。

操作/コマンド 説明
エッジ バウンディングボックスの辺
バウンディングボックスの角
辺の中央 バウンディングボックスの辺の中間点
中央 バウンディングボックスの中心
パス パスのセグメント
パスの交点 パスのセグメントの交差点
シャープノード パスのシャープノード
矩形のシェイプの角
スムーズノード パスのスムーズノード
円の四分円点
線の中間点 パスのセグメントの中間点
垂直線 調査中
接線 調査中
オブジェクトの中間点 オブジェクトの中心
オブジェクトの回転中心 回転の中心
テキストのベースラインとアンカー テキストのアンカー
テキストのベースライン
マスク 調査中
クリップ 調査中
同じパス内のノード 調査中
同じ距離 調査中
グリッド グリッド
※グリッドが表示されている時だけ
ガイドライン ガイド
※ガイドが表示されている時だけ
ページ境界 ページ境界

ガイドもグリッドと同じくスナップ先となる基準線です。 ガイドも表示・非表示を切り替えることができ、位置は自由に設定することができます。

操作/コマンド 説明
| ガイドの表示/非表示を切り替える

ガイドは、画面上部や左部のルーラから引き出すことができます。 上部のルーラからは水平ガイドが、左部のルーラからは垂直ガイドが引き出せます。 なお、上部のルーラも左部のルーラも、端からは斜めのガイドが引き出せます。

操作/コマンド 説明
(上部のルータからキャンバスへ)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
水平ガイドを引き出す
(左部のルータからキャンバスへ)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
垂直ガイドを引き出す
(上部・左部のルータの端からキャンバスへ)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
斜めのガイドを引き出す

引き出したガイドは自由に移動することも削除することもできます。

操作/コマンド 説明
(ガイドの上で)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
ガイドを移動する(キャンバス内にドラッグ)
ガイドを削除する(キャンバス外にドラッグ)

引き出したガイドはアンカーを中心に回転させることもできます。 また、アンカーはスライドさせることができます。

操作/コマンド 説明
(ガイドの上で)
SHIFT + マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
ガイドを回転する
(ガイドの上で)
SHIFT + CTRL + マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
ガイドを15度単位で回転する
(アンカーの上で)
CTRL + マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグ
アンカーをスライドさせる

ガイドの位置や角度はガイドラインウィンドウで正確に入力することもできます。

操作/コマンド 説明
(ガイドの上で)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のダブルクリック
ガイドラインウィンドウを開く
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